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少し長くなりますが、僕の知人の話を聞いてください。
彼は学校を卒業し、とても安定した企業に就職しました。 生活に困らないだけの給料を得て、私生活も穏やかでした。
しかし、心の奥にはずっと違和感がありました。 「自分の仕事は本当に社会の役に立っているのだろうか?」 「自分のスキルがあれば、もっと人の役に立てるのでは?」 そんな思いが消えなかったのです。
ある日、身近な友人が鬱になっていることを知りました。 その瞬間、彼は問いかけられたように感じたそうです。 ――自分が困っていなければ、困っている人を見ないでいいのか?
ずっと胸にあったモヤモヤは、もう無視できないほど大きくなっていました。 そして彼は決断します。 「もっと顧客に近く、誰かの役に立てる職場で働こう」と。
けれど、彼が分かっていたのは“やりたくないこと”だけ。 “やりたいこと”は依然として霧の中でした。
それでも彼は新しい職場で必死に働きました。 「もっとできるはず」「社会を良くしたい」「上司の期待に応えなければ」 そう自分を追い込みながら。
しかし、転職先でのギャップ、職場のコミュニケーション、膨らむ業務量―― それらが少しずつ彼を疲弊させていきました。
そして、転職して2年が経った頃。 彼自身が、鬱になってしまったのです。
「自分の心に従ったはずなのに」 「社会を良くしたかっただけなのに」 彼は救いたいと思ったものに、自分が呑み込まれた気がしたそうです。
何がいけなかったのか、彼は深く考えました。 そしてようやく気づきました。
――自分自身を認めていなかった。 ――許していなかった。 ――理解しようとしていなかった。 ――自分の心に触れていなかった。
察しの良い皆さんは、もうお気づきかもしれません。 これは、僕自身の話です。 僕の心の物語です。
本当の自分を生きられず苦しんできた私を、私は救いたい。 それが今の私の、静かな祈りです。
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あなたの本当の気持ちが、少しずつ息を吹き返す場所。
仕事も生活も崩れていないのに、
どこか満たされない。
頑張れているのに、心だけ置いていかれる。
そんな日々を、私もずっと抱えてきました。
私たちは、
「心を置き去りにせず、自分らしい人生を選んでいける世界」
をつくりたいと思っています。
このアプリは、毎日の感情にそっと寄り添いながら、
あなたが “自分の本音” と再びつながるための、小さな相棒です。

📝 1日1分の感情ジャーナリング